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呻吟語 / 内篇・應務・隱成は預防を貴び、偶激は堅忍を貴ぶ

天下之禍多隱成而卒至,或偶激而遂成。隱成者貴預防,偶激者貴堅忍。

新字:天下之禍多隠成而卒至,或偶激而遂成。隠成者貴預防,偶激者貴堅忍。

書き下し

天下の禍は多く隱かに成りて卒に至り、或いは偶たま激して遂に成る。隱かに成る者は預防を貴び、偶たま激する者は堅忍を貴ぶ。

現代語訳

天下の禍は、多くはひそかに育って突然やって来るか、あるいはたまたま激して起こります。ひそかに育つものには前もっての備えが大切で、たまたま激するものには堅く耐えることが大切です。

解説

禍を二種に分け、それぞれに別の対処を当てます。じわじわ育つものには予防、突発するものには忍耐。予防は時間をかけて手を打つこと、忍耐はその場で動かないこと。まったく性質の違う対処が必要なので、種類の見分けが先になります。危機管理の分類として、簡潔で使いやすい一段です。危機管理の分類として、簡潔で使いやすい一段です。

この章句が説くこと

危機予防忍耐分類対処

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