呻吟語 / 内篇・應務・苛責す可からず
事出於意外,雖智者亦窮,不可以苛責也。
書き下し
事の意外に出づるは、智者と雖も亦た窮す。以て苛責す可からざるなり。
現代語訳
事が予想の外から出れば、智者であっても行き詰まります。だから厳しく責めてはいけません。
解説
予想外の事態で失敗した人を責めるな、と言います。理由は智者でも行き詰まるからで、能力の問題ではないからです。前に出てきた、聖人でさえ思慮に限りがあるという議論とつながります。責任追及の範囲を、予見可能だったかどうかで区切る考え方で、事故の後の扱いとして今も通じる一段です。責任追及の範囲を、予見できたかどうかで区切っています。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
予想外責任追及限界寛容
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