呻吟語 / 内篇・應務・從容閒暇の時を贏ち得る
君子應事接物,常贏得心中有從容閒暇時便好。若應酬時勞擾,不應酬時牽掛,極是吃累的。
新字:君子応事接物,常贏得心中有従容閒暇時便好。若応酬時労擾,不応酬時牽掛,極是吃累的。
書き下し
君子の事に應じ物に接するは、常に心中に從容閒暇の時有るを贏ち得れば便ち好し。若し應酬の時に勞擾し、應酬せざる時に牽掛せば、極めて是れ累を吃ふなり。
現代語訳
君子が事に応じ物に接するときは、いつも心の中にゆったりした暇を勝ち取っていればそれでよいのです。もし人と応対している時には疲れ乱れ、応対していない時には気にかかっているのでは、この上なく負担を食らっています。
解説
前の段を受けて、心の余裕を勝ち取るものとして描きます。放っておいて生まれるのではなく、勝ち取る。そして最悪の形が示されます。人と会えば疲れ、会わなければ気にかかる。どちらの時間も休めていない状態です。忙しさの正体が時間ではなく心の占有だと分かる一段になっています。忙しさの正体が、時間ではなく心の占有だと分かります。
この章句が説くこと
余裕応対占有負担休息
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