呻吟語 / 内篇・應務・至人は好惡無し
至人無好惡,聖人公好惡,眾人隨好惡,小人作好惡。
新字:至人無好悪,聖人公好悪,眾人随好悪,小人作好悪。
書き下し
至人は好惡無く、聖人は好惡を公にし、眾人は好惡に隨ひ、小人は好惡を作す。
現代語訳
至人には好き嫌いがありません。聖人は好き嫌いを公けにします。大勢の人は好き嫌いに従います。小人は好き嫌いを作り出します。
解説
好悪への向き合い方で、四つの段を分けます。無い、公けにする、従う、作り出す。上の二つは自分の好悪に支配されず、下の二つは支配されるか、あるいは利用する側に回ります。とくに最下段の作為が鋭く、小人は好き嫌いを都合よく作り出すというのです。四字ずつの並びで、自分の位置が測れる形になっています。四字ずつの並びで、自分の位置が測れる形になっています。
この章句が説くこと
好悪四段至人公作為
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