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呻吟語 / 内篇・應務・奈之何ぞ其れ自ら用ふるや

三者之所長,謀事之資也,奈之何其自用也?

書き下し

三者の長ずる所は、事を謀るの資なり。奈之何ぞ其れ自ら用ふるや。

現代語訳

三者それぞれの長けたところは、事を謀るための資本です。それなのに、どうして自分一人の考えを用いるのでしょうか。

解説

前の段で挙げた三種の人を、資本と呼び直します。速く分かる者、類推が利く者、考え抜く者。どれも別の価値を持つのだから、集めて使えばよい。それなのに自分一人の頭に頼るのはなぜかと問いかけて終わります。前に出てきた、天下の耳目を用いれば凡人でも愚かにならないという段と、同じ主張です。速さが違うだけで、いずれ届く人を集めよということです。

この章句が説くこと

衆知資本自用人材活用

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