呻吟語 / 内篇・問學・何の地か埋むるに堪へざらん
縱作神仙,到頭也要盡;莫言風水,何地不堪埋?
新字:縦作神仙,到頭也要尽;莫言風水,何地不堪埋?
書き下し
縱ひ神仙と作るも、頭に到れば也た盡くるを要す。風水を言ふ莫かれ、何の地か埋むるに堪へざらん。
現代語訳
たとえ神仙になったとしても、行き着けばやはり尽きます。風水など言ってはいけません。どんな土地が埋めるに堪えないでしょうか。
解説
問学篇を締めくくる一段です。不老不死を求めても結局は尽きる、墓所の吉凶を選んでも埋まらない土地は無い。どちらも死をめぐる執着を、二句で断ち切ります。学問を論じてきた篇の最後に、生死の話が置かれているのが印象的で、学ぶことの根に死の自覚があると示しているようにも読めます。学ぶことの根に死の自覚がある、とも読める結びです。
この章句が説くこと
生死神仙風水執着結び
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