呻吟語 / 内篇・問學・惟だ德を好み仁を欲するのみ溺るるを嫌はず
天下事皆不可溺,惟是好德欲仁不嫌於溺。
新字:天下事皆不可溺,惟是好徳欲仁不嫌於溺。
書き下し
天下の事は皆な溺る可からず。惟だ是れ德を好み仁を欲するのみ溺るるを嫌はず。
現代語訳
天下の事はみな溺れてはいけません。ただ徳を好み仁を求めることだけは、溺れても構いません。
解説
のめり込んでよい対象を一つだけ認めます。徳と仁。それ以外はすべて溺れるなと言います。前に出てきた、道理だけは貪ってよいという段と同じ構えで、奪い合いにならず尽きないものだけが例外になります。禁止の中に一つだけ穴を空けることで、力を注ぐ先がはっきり示される形になっています。禁止の中に一つだけ穴を空けることで、注ぐ先が定まります。
この章句が説くこと
溺れる徳仁例外集中
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司馬法・天子之義礼を以て固と為し、仁を以て勝と為す。
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