司馬法 / 天子之義
以禮為固,以仁為勝。
新字:以礼為固,以仁為勝。
書き下し
礼を以て固と為し、仁を以て勝と為す。
現代語訳
礼をもって守りの要とし、仁をもって勝利の要とする。
解説
礼をもって足場を固め、仁をもって勝ちを収めるという、力よりも徳を重んじる姿勢を短く言い切った句である。規律や礼儀が守りの基盤となり、思いやりが最終的な成果を決めるという順序は、力任せの押し切りが長続きしないことをも示している。交渉でも競争でも、まず節度ある態度で自分の足場を固め、その上で相手への配慮によって物事を動かしていく姿勢の大切さを教えている。
この章句が説くこと
礼仁徳
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