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呻吟語 / 内篇・問學・自家の好き處を培養す

人生氣質都有個好處,都有個不好處、學問之道無他,只是培養那自家好處,救正那自家不好處便了。

新字:人生気質都有個好処,都有個不好処、学問之道無他,只是培養那自家好処,救正那自家不好処便了。

書き下し

人生の氣質は都て個の好き處有り、都て個の好からざる處有り。學問の道は他無し、只だ是れ那の自家の好き處を培養し、那の自家の好からざる處を救正すれば便ち了はる。

現代語訳

人の生まれつきの気質には、みな良いところがあり、みな良くないところがあります。学問の道に他はありません。ただ自分の良いところを養い育て、自分の良くないところを正して救えばそれで済みます。

解説

学問を、気質の手入れとして定義します。良いところは養い、良くないところは正す。この二つだけ、と言い切るのが潔いところです。誰にも良いところがあるという前提から始まるので、絶望せずに手をつけられます。前に出てきた、長所の行きすぎを矯めるのが上手な学びだという段とも重なっています。誰にも良いところがあるという前提から始まるので、絶望せずに手をつけられます。

この章句が説くこと

気質培養矯正学問定義

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