呻吟語 / 内篇・問學・其の能無きを恥ぢて之を諱む
古之君子病其無能也,學之;今之君子恥其無能也,諱之。
新字:古之君子病其無能也,学之;今之君子恥其無能也,諱之。
書き下し
古の君子は其の能無きを病みて、之を學ぶ。今の君子は其の能無きを恥ぢて、之を諱む。
現代語訳
昔の君子は自分に能が無いことを病と考えて、それを学びました。今の君子は自分に能が無いことを恥と考えて、それを隠します。
解説
同じ不足に対して、病と見るか恥と見るかで行動が正反対になることを示します。病なら治そうとし、恥なら隠そうとする。二十数字で、学ぶ人と学ばない人の分かれ目が示されました。前に出てきた、欠点をかばわないのが第一の進歩だという段と同じ主題で、こちらは昔と今の対比として書かれています。学ぶ人と学ばない人の分かれ目が、二十数字で示されます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
不足病恥学び隠す
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