呻吟語 / 内篇・問學・萬病は只だ個の靜の字
學者萬病,只個靜字治得。
新字:学者万病,只個静字治得。
書き下し
學者の萬病は、只だ個の靜の字のみ治し得る。
現代語訳
学ぶ者の万の病は、ただ静という一字だけが治せます。
解説
前の段の浮躁を受けて、処方を一字に絞ります。学ぶ者の病がいくつあっても、薬は静の一字だけ。前に出てきた、千の痛みを治すのも一つの根本を治すだけだという段と同じ構えです。談道篇では三家に共通する要として静が挙げられていました。この書で静という字が担う役割の大きさが、ここで改めて確認されます。静という一字が担う役割の大きさが、ここで確認されます。
この章句が説くこと
静万病処方一字根本
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