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呻吟語 / 内篇・問學・利害を以て悔心を生ず

以是非決行止,而以利害生悔心,見道不明甚矣。

書き下し

是非を以て行止を決して、利害を以て悔心を生ずるは、道を見ること明らかならざること甚だしきなり。

現代語訳

正しいかどうかで進退を決めておきながら、損得によって悔やむ心を生じるのは、道の見え方があまりにも明らかでないということです。

解説

決めた基準と後の反応が食い違う場面を突きます。正しさで決めたのに、損をしたと悔やむ。それは正しさで決めたつもりでいて、実は損得も勘定に入れていたということです。決断の質を、決めた時ではなく後の反応で測るという見方が鋭い。前に出てきた、決断したら心に引っかかりを残さないという段とも通じます。決断の質を、決めた時ではなく後の反応で測っています。

この章句が説くこと

是非利害決断後悔基準

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