呻吟語 / 内篇・問學・最も小家子の勢を怕る
識見議論,最怕小家子勢。
書き下し
識見議論は、最も小家子の勢を怕る。
現代語訳
見識も議論も、最も恐ろしいのは小さな家の構えになることです。
解説
前の段の器度の小ささを、見識と議論の側から言い直します。小家子とは、こぢんまりとした身内の理屈のことでしょう。正しいことを言っていても、視野が狭く前提が身内向きなら、外には通じません。内容の正誤ではなく構えの大きさを問題にしているのが特徴で、二つの短句が並ぶことで主張が際立ちます。内容の正誤ではなく、構えの大きさを問題にしています。
この章句が説くこと
議論視野狭さ構え見識
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