呻吟語 / 内篇・修身・一切之を人事に責む
休諉罪於氣化,一切責之人事;休過望於世間,一切求之我身。
新字:休諉罪於気化,一切責之人事;休過望於世間,一切求之我身。
書き下し
罪を氣化に諉する休め、一切之を人事に責めよ。世間に過望する休め、一切之を我が身に求めよ。
現代語訳
罪をめぐりあわせのせいにしてはいけません。すべて人のなす事に責めを求めなさい。世の中に望みを掛けすぎてはいけません。すべて自分の身に求めなさい。
解説
二つの逃げ道を同時に塞ぎます。運のせいにすることと、世の中に期待すること。前者は過去の言い訳、後者は未来の言い訳です。そして両方とも、自分の側へ戻される。呻吟語の中でも最も簡潔に、この書の基本姿勢を述べた一段でしょう。二十数字で、責任の置き所が確定します。運のせいにすることと、世に期待すること。過去と未来の二つの言い訳を同時に塞いだ、この書の基本姿勢です。
この章句が説くこと
運人事期待自責逃げ道
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