呻吟語 / 内篇・修身・妻子僕隸の間に言動を慎む
慎言動於妻子僕隸之間,檢身心於食息起居之際,這工夫便密了。
新字:慎言動於妻子僕隸之間,検身心於食息起居之際,這工夫便密了。
書き下し
言動を妻子僕隸の間に慎み、身心を食息起居の際に檢すれば、這の工夫便ち密なり。
現代語訳
言葉と行いを妻子や使用人のあいだで慎み、身と心を食事や休息や起き伏しの際に点検すれば、その工夫は細やかになります。
解説
修養の場所を、最も気の緩む所に定めます。家族と使用人のあいだ、そして食事や睡眠の時間。どちらも人前ではなく、取り繕う理由の無い場面です。だからこそ本当の姿が出るし、そこを整えれば工夫は細やかになる。前に出てきた、家の法は奥の間で測るという段の、実践の側を示した一段です。取り繕う理由の無い場所こそ、本当の姿が出るからです。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
家庭日常慎み緩み点検
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