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呻吟語 / 内篇・修身・閨門の事傳ふ可し

閨門之事可傳,而後知君子之家法矣;近習之人起敬,而後知君子之身法矣。其作用處只是無不敬。

新字:閨門之事可伝,而後知君子之家法矣;近習之人起敬,而後知君子之身法矣。其作用処只是無不敬。

書き下し

閨門の事傳ふ可くして、而る後に君子の家法を知る。近習の人敬を起こして、而る後に君子の身法を知る。其の作用の處は只だ是れ敬せざる無きのみ。

現代語訳

奥の間の出来事が人に伝わってよいものであってこそ、君子の家の法が分かります。身近に仕える者が敬いを起こしてこそ、君子の身の法が分かります。そのはたらきの根は、ただ敬わないことが無いという一点です。

解説

家の法と身の法を測る場所を、最も近い所に置きます。奥の間の出来事と、身近に仕える者の反応。どちらも外からは見えず、取り繕いも効きません。近い人ほど正確に見ているという、身も蓋もない基準です。そしてその根は毋不敬の一点に帰されます。遠くの評判ではなく、家の中と手元の人で測る一段です。遠くの評判ではなく、家の中と手元の人で測る一段です。

この章句が説くこと

家法身法近習内側

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