呻吟語 / 内篇・修身・只だ是れ腎氣足らず
見義不為,立志無恒,只是腎氣不足。
新字:見義不為,立志無恒,只是腎気不足。
書き下し
義を見て為さず、志を立つるに恒無きは、只だ是れ腎氣足らざるなり。
現代語訳
なすべきことを見ながらせず、志を立てても続かないのは、ただ腎の気が足りないからです。
解説
意志の弱さを、道徳ではなく身体の問題として説明します。腎気は精力の源とされ、それが足りないから踏み出せず続かないというのです。気合いや決意ではなく体力に原因を戻す見方は、現代の目にもかえって納得しやすいでしょう。前に出てきた、弱さには奮って気を養えという段と、処方の面でつながっています。気合いではなく体力に原因を戻す見方が、かえって実際的です。
この章句が説くこと
意志身体腎気継続原因
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