呻吟語 / 内篇・修身・章を成さざれば苗にして秀でず
作一節之士也要成章,不成章便是苗而不秀。
書き下し
一節の士と作るも也た章を成すを要す。章を成さざれば便ち是れ苗にして秀でざるなり。
現代語訳
一つの節を守る士になるにしても、形をなすところまで行く必要があります。形をなさなければ、苗のまま穂が出ないのと同じです。
解説
孟子の、苗のまま穂が出ないという言葉を借りて、中途半端な達成を戒めます。一芸でも一徳でもよいが、形になるところまで行けということです。志を持つことと、形にすることは別だという指摘でもあります。短い一段ですが、始めたまま放り出したものを思い出させる働きを持っています。志を持つことと形にすることは、別の課題だという指摘でもあります。
この章句が説くこと
成就中途苗一芸完成
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