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呻吟語 / 内篇・修身・之を忘言に付するに若かず

不若付之忘言,久則明也。得不明也,得自有天在耳。

書き下し

之を忘言に付するに若かず。久しければ則ち明らかなり。明らかなるを得ざれば、自ら天の在る有るのみ。

現代語訳

言葉を忘れて任せておくほうがよいでしょう。時が経てば自然に明らかになります。それでも明らかにならないなら、天がいるだけのことです。

解説

前の段を受けて、噂への対処を二段で締めます。まず時に任せれば大抵は晴れる。それでも晴れないなら天がある、と。天に任せるという言い方は諦めにも聞こえますが、ここでは人の手が及ばない領域を認めた形です。自分の司る分は善悪だけだという段と同じ構えで、手を放す場所をはっきりさせています。手を放す場所をはっきりさせることが、かえって身を守ります。
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この章句が説くこと

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