呻吟語 / 内篇・修身・一息も進修の功を斷つ可からず
業有不得不廢時,至於德,則自有知以至無知時,不可一息斷進修之功也。
新字:業有不得不廃時,至於徳,則自有知以至無知時,不可一息断進修之功也。
書き下し
業に已むを得ずして廢する時有り。德に至りては、則ち知有るより以て無知の時に至るまで、一息も進修の功を斷つ可からざるなり。
現代語訳
仕事にはやむを得ず中断する時があります。しかし徳については、物心がついてから何も分からなくなる時まで、ひと息も修める働きを断ってはなりません。
解説
仕事と徳を、中断できるかどうかで分けます。仕事には事情があり休むこともあるが、徳には休みが無い。しかも期間が示されていて、物心がついてから分からなくなるまで、つまり生涯です。前に出てきた、常であることが第一だという段と同じ主張ですが、ここでは中断の可否という一点に絞って言い切っています。休んでよいものと、休めないものを分けた一段です。
この章句が説くこと
徳継続中断生涯仕事
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