呻吟語 / 内篇・修身・別個の為ならず
合下作人自有作人道理,不為別個。
書き下し
合下人と作るは自ら人と作るの道理有り、別個の為ならず。
現代語訳
そもそも人として生きるには、人として生きるだけの道理があるのであって、何か別のもののためではありません。
解説
人として正しく生きる理由を、外に求めるのをやめさせる一段です。誰かに褒められるためでも、報いを得るためでもなく、人として生きることにはそれ自体の道理がある。前に出てきた、善をなすのは道理として当然だからという段と同じ主張ですが、こちらは十数字で言い切っています。理由を問われたときに返す、最も短い答えの形です。
この章句が説くこと
道理目的内発報い当然
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