師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・修身・口の罪は百體より大なり

口之罪大於百體,一進去百川灌不滿,一出來萬馬追不回。

新字:口之罪大於百体,一進去百川灌不満,一出来万馬追不回。

書き下し

口の罪は百體より大なり。一たび進み去れば百川灌ぐも滿たず、一たび出で來たれば萬馬追ふも回らず。

現代語訳

口の罪は、体のどの部分より大きい。ひとたび入れ始めれば百の川を注いでも満ちず、ひとたび出てしまえば万頭の馬で追っても引き返せません。

解説

口の危うさを、入る側と出る側の二つで描きます。入る側は百の川でも満ちない底なしの欲、出る側は万頭の馬でも追いつけない言葉です。数の誇張が効いていて、どちらも人の手に負えないと分かります。前に出てきた、口という小さな器官が身と腹を壊すという段と同じ主題ですが、こちらは像の大きさで圧倒する書き方になっています。

この章句が説くこと

言葉食欲不可逆比喩

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる