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呻吟語 / 内篇・修身・己の過ちを聞くを喜ぶ

與其喜聞人之過,不若喜聞已之過;與其樂道己之善,不若樂道人之善。

新字:与其喜聞人之過,不若喜聞已之過;与其楽道己之善,不若楽道人之善。

書き下し

人の過ちを聞くを喜ぶは、己の過ちを聞くを喜ぶに若かず。己の善を道ふを樂しむは、人の善を道ふを樂しむに若かず。

現代語訳

人の過ちを聞くのを喜ぶより、自分の過ちを聞くのを喜ぶほうがよい。自分の善を語るのを楽しむより、人の善を語るのを楽しむほうがよい。

解説

過ちと善について、向きを入れ替えた二つの対句です。過ちは人のではなく自分のを聞き、善は自分のではなく人のを語る。どちらも、ふつうの人が気持ちよく感じる向きの逆になっています。しかも短い対句なので、日々の会話の直前に思い出せる形です。前に出てきた、人を称えれば自分に一善が加わるという段とも響き合います。
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この章句が説くこと

過ち善自他会話向き

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