呻吟語 / 内篇・修身・四真を求む
士君子只求四真:真心、真口、真耳、真眼。真心,無妄念;真口,無雜語;真耳,無邪聞;真眼,無錯識。
新字:士君子只求四真:真心、真口、真耳、真眼。真心,無妄念;真口,無雑語;真耳,無邪聞;真眼,無錯識。
書き下し
士君子は只だ四真を求む。真心、真口、真耳、真眼なり。真心は、妄念無し。真口は、雜語無し。真耳は、邪聞無し。真眼は、錯識無し。
現代語訳
士君子はただ四つの真を求めます。真の心、真の口、真の耳、真の眼です。真の心には妄りな思いが無く、真の口には無駄な言葉が無く、真の耳には邪な聞き込みが無く、真の眼には見誤りがありません。
解説
心と口と耳と眼に、それぞれ真の条件を一つずつ当てます。妄念、雑語、邪聞、錯識。どれも否定形で定義されているのが特徴で、足すのではなく余分を取り除けば真になるという構えです。とくに耳が入っているのが目を引き、何を聞き込むかも自分の責任だとされています。四つ並べて覚えやすい形になっています。足すのではなく、余分を除けば真になるという構えです。
この章句が説くこと
真心口耳眼妄念雑語邪聞
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