呻吟語 / 内篇・修身・小跳脫と謂ふ
謹言慎動,省事清心,與世無礙,與人無求,此謂小跳脫。
新字:謹言慎動,省事清心,与世無礙,与人無求,此謂小跳脫。
書き下し
言を謹み動を慎み、事を省き心を清くし、世と礙る無く、人に求むる無し。此れを小跳脫と謂ふ。
現代語訳
言葉を謹み、行いを慎み、用事を減らし、心を清くし、世と引っかからず、人に求めない。これを小さな身軽さと言います。
解説
六つの心得を並べて、それを小さな身軽さと呼びます。跳脫とは軽やかに抜け出すことで、束縛から自由になることです。面白いのは、これだけ整えてもまだ小さいとされている点でしょう。大きな身軽さは別にあるという含みが残ります。日常で実行できる六つを挙げながら、上を空けておく書き方になっています。六つを揃えてもまだ小さい、という含みが残されています。
この章句が説くこと
身軽さ慎み省事無求自由
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