師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・修身・瑟僩の中より發し出づ

習成儀容止甚不打緊,必須是瑟僩中發出來,才是盛德光輝。那個不嚴厲?不放肆莊重?不為矜持戲濾?不為媟慢?惟有道者能之,惟有德者識之。

新字:習成儀容止甚不打緊,必須是瑟僩中発出来,才是盛徳光輝。那個不厳厲?不放肆荘重?不為矜持戯濾?不為媟慢?惟有道者能之,惟有徳者識之。

書き下し

儀容止を習ひ成すは甚だ打緊ならず。必ず須らく是れ瑟僩の中より發し出でて、才かに是れ盛德の光輝なるべし。那個か嚴厲ならざらん、放肆ならず莊重ならざらん。矜持戲濾と為らず、媟慢と為らざらん。惟だ有道者のみ之を能くし、惟だ有德者のみ之を識る。

現代語訳

立ち居振る舞いを習って身につけるのは、それほど肝心ではありません。必ず内側の引き締まった重々しさから出てきて初めて、盛んな徳の輝きになります。誰が厳しくないでしょうか、放埒でなく重々しくないでしょうか。それが気取りやふざけにならず、馴れ馴れしさにもならない。ただ道を得た者だけがそれをなし、徳を得た者だけがそれを見分けます。

解説

作法を習うことを、肝心ではないと言い切ります。同じ厳しさでも、内から出れば徳の輝きになり、習っただけなら気取りになるからです。外から見れば区別がつかず、見分けられるのは徳のある者だけだとも言います。形を整えよと繰り返すこの書が、形だけでは足りないと念を押す一段になっています。習った形は、外から見れば同じでも中身が違うのです。だから形を整えた後に、もう一段が残っているということになります。

この章句が説くこと

作法内発気取り見分け

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる