呻吟語 / 内篇・修身・至言は文無し
凡外飾者,皆內不足者。至道無言,至言無文,至文無法。
新字:凡外飾者,皆内不足者。至道無言,至言無文,至文無法。
書き下し
凡そ外を飾る者は、皆な內足らざる者なり。至道は言無く、至言は文無く、至文は法無し。
現代語訳
およそ外を飾る者は、みな内が足りない者です。極まった道には言葉が無く、極まった言葉には飾りが無く、極まった文には型がありません。
解説
外の飾りを内の不足の印と断じたうえで、三段の最上を並べます。道の最上は言葉を持たず、言葉の最上は飾りを持たず、文の最上は型を持たない。いずれも余分を削った先にあり、持たないことが完成の印になっています。前の段の白土を塗らない壁と一続きで、飾りへの警戒が形を変えて繰り返されています。削り切った先にあるものを、三段で示した一段です。
この章句が説くこと
飾り不足無言無文完成
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