呻吟語 / 内篇・修身・短を護らざるを第一の長進人と為す
身以不護短為第一長進人。能不護短,則長進至矣。
書き下し
身は短を護らざるを以て第一の長進人と為す。能く短を護らざれば、則ち長進至れり。
現代語訳
身については、自分の欠点をかばわないことを第一の進歩する人とします。欠点をかばわずにいられるなら、進歩は極まったと言えます。
解説
進歩の条件を一つに絞ります。自分の欠点をかばわないこと。かばえば指摘が届かず、直す機会も消えるからです。逆に言えば、かばわない人には周囲の指摘がすべて届くので、伸び続けることになります。これができれば進歩は極まったとまで言うのは、それだけ難しいからでしょう。前の段の、悪口は聞いてよいという話とも一続きです。
この章句が説くこと
欠点弁解進歩指摘素直
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