呻吟語 / 内篇・修身・心は常に操り、身は常に勞す
心要常操,身要常勞。心愈操愈精明,身愈勞愈強健。但自不可過耳。
新字:心要常操,身要常労。心愈操愈精明,身愈労愈強健。但自不可過耳。
書き下し
心は常に操るを要し、身は常に勞するを要す。心は愈いよ操れば愈いよ精明なり、身は愈いよ勞すれば愈いよ強健なり。但だ自ら過ぐ可からざるのみ。
現代語訳
心は常に握っておくべきで、身は常に働かせておくべきです。心は握るほどに鋭く明るくなり、身は働かせるほどに丈夫になります。ただ、やりすぎてはいけません。
解説
心と身の両方について、使うほど良くなると言います。頭を休ませ体を休ませるのが養生だという考えとは逆で、使わないほうが鈍り弱るという見方です。そのうえで最後に一言、過ぎてはならないと添える。この但し書きが無ければただの精神論になるところを、ちょうど良い所で止めよという実際的な助言に着地させています。鍛えることと痛めることの境目を、自分で測れということです。
この章句が説くこと
鍛錬勤労心身加減健康
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