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呻吟語 / 内篇・存心・只だ人心に在りて工夫を做す

學者欲在自家心上做工夫,只在人心做工夫。

新字:学者欲在自家心上做工夫,只在人心做工夫。

書き下し

學者は自家の心上に在りて工夫を做さんと欲せば、只だ人心に在りて工夫を做せ。

現代語訳

学ぶ者が自分の心の上で工夫をしようと思うなら、ただ人の心の上で工夫をしなさい。

解説

自分の心を鍛える方法として、人の心を扱うことが示されます。座って内省するのではなく、人と関わる場で工夫せよ、と。相手の心を推し量り、応じ、時に耐えることが、そのまま自分の心の工夫になるという考え方です。二十字の短い一句ですが、修養が閉じた作業になりがちなことへの、実際的な向き直しになっています。内省だけで完結させないところに、この書の実務的な性格がよく表れています。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

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この章句が説くこと

自心人心工夫関係実地

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