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呻吟語 / 内篇・修身・少年は收斂、老人は豪暢

少年之情,欲收斂不欲豪暢,可以謹德;老人之情,欲豪暢不欲鬱閼,可以養生。

新字:少年之情,欲収斂不欲豪暢,可以謹徳;老人之情,欲豪暢不欲鬱閼,可以養生。

書き下し

少年の情は、收斂を欲して豪暢を欲せず、以て德を謹む可し。老人の情は、豪暢を欲して鬱閼を欲せず、以て生を養ふ可し。

現代語訳

若い人の情は、引き締めるのがよく、奔放にするのはよくありません。それで徳を慎むことができます。老いた人の情は、伸びやかにするのがよく、ふさぎこむのはよくありません。それで生を養うことができます。

解説

同じ人に対して、年齢で正反対の処方を出す一段です。若い時は締め、老いてからは緩める。目的も違っていて、若い時は徳のため、老いてからは体のためです。年齢に応じて何を優先するかが変われば、正しい振る舞いも変わる。一律の修養論を退けた、実に柔らかい見方になっています。若い時の窮屈さと、老いてからの伸びやかさは、どちらもその年の務めです。一律の正解を退けて、時期ごとの処方を出したところに、この書の柔らかさが現れています。

この章句が説くこと

年齢収斂伸びやか養生

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