呻吟語 / 内篇・修身・才かに一分の人有り
官吏不要錢,男兒不做賊,女子不失身,才有了一分人。連這個也犯了,再休說別個。
新字:官吏不要銭,男児不做賊,女子不失身,才有了一分人。連這個也犯了,再休説別個。
書き下し
官吏は錢を要せず、男兒は賊を做さず、女子は身を失はず。才かに一分の人有り。連ぬるに這個も也た犯さば、再び別個を說く休め。
現代語訳
役人が金を欲しがらず、男が盗みをせず、女が身を失わない。それでようやく一分だけ人と言えます。これさえ犯すようなら、もう他のことを語るのはやめなさい。
解説
最低限の線を三つ挙げ、それを守ってようやく一分だと言います。十分の一です。しかも守れないなら他の議論はするなと突き放す。徳を高く語る書の中で、こういう底の線を明示する段があるのが呻吟語の実際的なところです。立派なことを語る前に、手をつけてはいけないものに手をつけていないかを確かめよ、という順序になっています。
この章句が説くこと
廉潔最低限清廉資格順序
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