呻吟語 / 内篇・談道・才かに天機を露はせば便ち玄ならず
總埋泉壤終須白,才露天機便不玄。
新字:総埋泉壤終須白,才露天機便不玄。
書き下し
總て泉壤に埋むるも終に須らく白かるべし、才かに天機を露はせば便ち玄ならず。
現代語訳
すべて地の底に埋めても、いつかは必ず明らかになります。わずかでも天の機微を漏らせば、それはもう奥深いものではありません。
解説
隠したことは必ず露見するという前半と、漏らした途端に値打ちが消えるという後半を並べます。隠し通せないのだから初めから隠すなという読み方もでき、同時に、軽々しく口にしたものは深さを失うという戒めにもなります。前に出てきた、祭祀を道破してはならないという段と響き合う一行で、知っていることをどう扱うかという問いが続いています。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
隠す露見秘密軽率深さ
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