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呻吟語 / 内篇・談道・淡裡に天真を見る

心於淡裡見天真,嚼破後許多滋味;學向淵中尋理趣,湧出來無限波瀾。

新字:心於淡裡見天真,嚼破後許多滋味;学向淵中尋理趣,湧出来無限波瀾。

書き下し

心は淡裡に天真を見る、嚼み破りて後に許多の滋味あり。學は淵中に向かひて理趣を尋ぬ、湧き出で來たりて無限の波瀾あり。

現代語訳

心はあっさりした中に生まれたままの真実を見ます。噛み破った後に、多くの味わいがあります。学問は深い淵の中に理の趣を尋ねます。湧き出てくれば、限りない波が立ちます。

解説

淡いものと深いものを対にして、どちらも噛み破り、掘り下げた後に豊かさが来ると言います。最初のひと口が薄いから捨てるのでは、味にたどり着けません。学問も同じで、淵の底まで行って初めて波が湧く。すぐに手応えがあるものを選びがちな私たちに、手応えは後から来るものだと告げる一段です。淡と深という、この書の好む二語が並んでいます。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

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この章句が説くこと

淡深淵味わい学問忍耐

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