呻吟語 / 内篇・談道・一斷すれば便ち是れ生死の界
乾與姤,坤與復,對頭相接不間一發,乾坤盡頭處即姤復起頭處,如呼吸之相連,無有斷續,一斷便是生死之界。
新字:乾与姤,坤与復,対頭相接不間一発,乾坤尽頭処即姤復起頭処,如呼吸之相連,無有断続,一断便是生死之界。
書き下し
乾と姤、坤と復は、對頭相接して一發を間てず。乾坤の盡頭の處は即ち姤復の起頭の處なり。呼吸の相連なるが如く、斷續有ること無し。一たび斷ずれば便ち是れ生死の界なり。
現代語訳
乾と姤、坤と復は、端と端が接していて髪の毛一本の隙間もありません。乾坤の尽きる所が、そのまま姤復の始まる所です。息を吸うことと吐くことがつながっているのと同じで、切れ目はありません。ひとたび切れれば、そこが生と死の境です。
解説
易の卦の並びを、呼吸にたとえて説きます。極まった所が次の始まりで、そのあいだに隙間はない。息を吸い終わった瞬間が吐き始めであるように、と。そして切れ目ができた時こそが生死の境だと言います。物事の終わりと始まりを別の日として考えがちな私たちに、そこは同じ一点だと示す一段です。切れ目を作らないことが、続けることの中身だと分かります。
この章句が説くこと
易循環呼吸終始連続
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