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呻吟語 / 内篇・談道・才かに言筌に落つれば倚著有り

道不可言,才落言筌,便有倚著。

書き下し

道は言ふ可からず。才かに言筌に落つれば、便ち倚著有り。

現代語訳

道は言葉にできません。わずかでも言葉という仕掛けに落ちれば、そこに寄りかかる所ができてしまいます。

解説

言葉にした途端、その言い方に重心が移ってしまう。前の段で、一分寄りかかれば一分の偏りができると言ったことの、言葉の側からの言い換えです。言筌とは魚を捕る仕掛けのことで、荘子の、魚を得たら仕掛けは忘れよという話を踏まえています。言葉は道具であって道ではない、という一行です。うまい言い方を見つけた時ほど、注意が要るということです。

この章句が説くこと

言葉執着言筌限界

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