呻吟語 / 内篇・談道・淡に非ざれば道は入らず
道非淡不入,非靜不進,非冷不凝。
新字:道非淡不入,非静不進,非冷不凝。
書き下し
道は淡に非ざれば入らず、靜に非ざれば進まず、冷に非ざれば凝らず。
現代語訳
道は、あっさりしていなければ入ってきません。静かでなければ進みません。冷えていなければ固まりません。
解説
道が入り、進み、固まるまでの三段を、淡と静と冷という三つの温度で言い表します。熱と濃さが持ち味とされる場面が多い中で、呂坤はいずれも逆を置きました。とくに最後の冷が印象的で、熱いままでは形にならない。何かを身につけたいとき、熱意を上げるより温度を下げよという、変わった処方になっています。急がず、騒がず、冷ましてから形にせよということです。
この章句が説くこと
淡泊静冷道修養
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