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呻吟語 / 内篇・談道・鑿ちて求む可からず、道破す可からず

敬事鬼神,聖人維持世教之大端也。其義深,其功大。但自不可鑿求,不可道破耳。

書き下し

鬼神を敬事するは、聖人の世教を維持する大端なり。其の義は深く、其の功は大なり。但だ自ら鑿ちて求む可からず、道破す可からざるのみ。

現代語訳

鬼神を敬い祭ることは、聖人が世の教えを保つための大きな柱です。その意味は深く、その働きは大きい。ただ自分で無理に穿って理屈を求めてはならず、種明かしをしてもいけません。

解説

祭祀を、真偽の問題ではなく世の秩序を保つ仕組みとして見る立場です。だからこそ、掘り返して理屈を問うなと言います。種明かしをしてはならないという一言に、知識人が抱える難しさが表れています。分かった上で黙るのです。前の段の、言わない者は口がきけないのではないという言葉と、ここで正面からつながってきます。

この章句が説くこと

祭祀鬼神秩序沈黙世教

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