呻吟語 / 内篇・談道・畢竟平常の處に落ちて歇む
任是千變萬化、千奇萬異,畢竟落在平常處歇。
新字:任是千変万化、千奇万異,畢竟落在平常処歇。
書き下し
千變萬化、千奇萬異に任すとも、畢竟平常の處に落ちて歇むなり。
現代語訳
どれほど変化し、どれほど奇抜で風変わりであっても、結局は当たり前のところに落ち着いて止まります。
解説
奇をてらった言葉を鬼言と呼んで退けた呂坤の、結論にあたる一行です。どんなに珍しい理屈も、行き着く先は平凡なところ。だから新奇さそのものを目的にしても、たどり着く場所は変わりません。裏を返せば、平凡に見える結論を軽んじるなということでもあります。長い議論の末に当たり前に戻ることを、退屈ではなく到達と見る目です。
この章句が説くこと
平常変化奇抜帰着日常
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