呻吟語 / 内篇・談道・千病萬痛只だ一つの根本を治す
千萬病痛只有一個根本,治千病萬痛只治一個根本。
新字:千万病痛只有一個根本,治千病万痛只治一個根本。
書き下し
千萬の病痛も只だ一個の根本有り。千病萬痛を治むるも只だ一個の根本を治むるのみ。
現代語訳
千も万もある痛みや病にも、根本は一つしかありません。千も万もの痛みを治すのも、ただ一つの根本を治すだけです。
解説
症状の数だけ対策を立てるのをやめよ、という二十字足らずの一段です。前に出てきた一を執る者は万を得るという主張の、身体の側からの言い換えになっています。呂坤は自らを病人と呼んで書名を呻吟語としました。だから病というたとえは飾りではなく、自分の実感から出ています。悩みが多すぎると感じるときほど、数える前に根を探せという忠告です。
この章句が説くこと
根本症状治療集中悩み
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