呻吟語 / 内篇・談道・道は第一等、德は第二等、功は第三等、名は第四等
道是第一等,德是第二等,功是第三等,名是第四等。自然之謂道,與自然遊謂之道士。體道之謂德,百行俱修謂之德士。濟世成物謂之功。一味為天下潔身著世謂之名。一味為自家立言者,亦不出此四家之言。下此不入等矣。
新字:道是第一等,徳是第二等,功是第三等,名是第四等。自然之謂道,与自然遊謂之道士。体道之謂徳,百行倶修謂之徳士。済世成物謂之功。一味為天下潔身著世謂之名。一味為自家立言者,亦不出此四家之言。下此不入等矣。
書き下し
道は第一等、德は第二等、功は第三等、名は第四等なり。自然なる之を道と謂ひ、自然と遊ぶを之れ道士と謂ふ。道を體するを之れ德と謂ひ、百行俱に修むるを之れ德士と謂ふ。世を濟ひ物を成すを之れ功と謂ふ。一味に天下の為に身を潔くし世に著るるを之れ名と謂ふ。一味に自家の為に言を立つる者も、亦た此の四家の言を出でず。此より下は等に入らず。
現代語訳
道が第一等、徳が第二等、功が第三等、名が第四等です。自然であるのを道と言い、自然とともに遊ぶのを道士と言います。道を身に体するのを徳と言い、あらゆる行いをともに修めるのを徳士と言います。世を救い物を成すのを功と言います。ひたすら天下のために身を潔くして世に名を現すのを名と言います。ひたすら自分のために言葉を立てる者も、この四つの家の言葉を出ません。これより下は等級に入りません。
解説
生き方が四等に格づけされます。道、徳、功、名。世を救い物を成す功が三番目で、身を潔くして名を得るのが四番目です。世間で最も讃えられるものが下位に置かれる並べ方は、前に出てきた資質の三等と同じ発想です。そして最後の一句が厳しい。これより下は等級に入らない、と。四つの外にいる生き方は数えられていません。
この章句が説くこと
道徳功名四等順位道士徳士
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