呻吟語 / 内篇・談道・萬を客と為し、一を主と為す
陽為客,陰為主;動為客,靜為主;有為客,無為主;萬為客,一為主。
新字:陽為客,陰為主;動為客,静為主;有為客,無為主;万為客,一為主。
書き下し
陽を客と為し、陰を主と為す。動を客と為し、靜を主と為す。有を客と為し、無を主と為す。萬を客と為し、一を主と為す。
現代語訳
陽を客とし、陰を主とします。動を客とし、静を主とします。有を客とし、無を主とします。万を客とし、一を主とします。
解説
四組の対が、すべて同じ形で主客に振り分けられます。陽と陰、動と静、有と無、万と一。後者がみな主です。目立つほう、動くほう、あるほう、多いほうが客とされるのが特徴で、世間の重みづけと正反対になっています。前に置かれた、心の君を主とし万感を客とする、という一段と同じ構図が、宇宙の規模で示されています。目立つほうを客と呼ぶだけで、日々の重みづけが変わってきます。
この章句が説くこと
主客陰陽動静有無一万
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