古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

呻吟語 / 内篇・談道・舉世塵俗の中に、另に一種の意味を識る

在舉世塵俗中,另識一種意味,又不輕與鮮能知味者嘗,才是真趣。守此便是至寶。

新字:在舉世塵俗中,另識一種意味,又不軽与鮮能知味者嘗,才是真趣。守此便是至宝。

書き下し

舉世塵俗の中に在りて、另に一種の意味を識り、又輕々しく鮮く味を知る者と嘗めざれば、才めて是れ真趣なり。此れを守れば便ち是れ至寶なり。

現代語訳

世の中じゅうが塵にまみれた俗の中にありながら、別に一種の味わいを知り、しかもそれを味の分かる者の少ない相手と軽々しく味わおうとしない。そこではじめて本当の趣です。これを守れば、それが最高の宝です。

解説

本当の趣の条件が二つ示されます。俗世の中にありながら別の味わいを知っていること、そしてそれを分からない相手と軽々しく分かち合おうとしないこと。後者が要で、前に置かれた、苦しんで求める人にだけ語れ、という一段と同じ姿勢です。世を離れずに保つ、というところに、隠者を批判したこの書の立場が表れています。分かる人の少ないものを、分からない人に見せて回らないという節度です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

塵俗別趣守軽々至宝

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る