呻吟語 / 内篇・存心・心を洗ひて密に退藏す
齋戒神明其德,洗心退藏於密。
新字:斎戒神明其徳,洗心退蔵於密。
書き下し
齋戒して其の德を神明にし、心を洗ひて密に退藏す。
現代語訳
心身を清め慎んでその徳を神のように明らかにし、心を洗って奥深いところにしまいます。
解説
易経の繋辞伝の句をそのまま置いた一行です。斎戒してその徳を神明にす、と、心を洗って密に退蔵す、の二句が並びます。前半は表に向かって徳を明らかにすること、後半は内に向かって心をしまい込むこと。表と内の両方が対になっているのが要点で、聖人の心の働きを言い表した句として、存心篇の結びに近い位置に置かれています。
この章句が説くこと
斎戒神明洗心退蔵表裏
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