呻吟語 / 内篇・存心・第一の受用は、胸中乾淨なり
第一受用,胸中乾淨;第二受用,外來不動;第三受用,合家沒病;第四受用,與物無競。
新字:第一受用,胸中乾浄;第二受用,外来不動;第三受用,合家没病;第四受用,与物無競。
書き下し
第一の受用は、胸中乾淨なり。第二の受用は、外來動かさず。第三の受用は、合家病無し。第四の受用は、物と競ふ無し。
現代語訳
第一の受け取りものは、胸の中が澄んで清らかであること。第二の受け取りものは、外から来るものに動かされないこと。第三の受け取りものは、家じゅうに病が無いこと。第四の受け取りものは、物と争わないこと。
解説
人生で受け取れる良いものが四つ挙げられ、順位がつけられます。富も地位も名も入っていません。第一が胸の清らかさ、第二が動じないこと、第四が争わないこと。心の状態が三つを占めます。そして第三に家族の健康が入るのが人間的で、自分でどうにもならないものを一つだけ数えています。幸福の内訳を作り直すのに使える一段です。
この章句が説くこと
受用順位胸中不動無競
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