呻吟語 / 内篇・存心・其の餘の分數は世間の人の佔め去るに任す
世間好底分數休佔多了,我這裡消受幾何,其餘分數任世間人佔去。
新字:世間好底分数休佔多了,我這裡消受幾何,其余分数任世間人佔去。
書き下し
世間の好き底の分數は多く佔むるを休めよ。我が這裡に消受すること幾何ぞ。其の餘の分數は世間の人の佔め去るに任す。
現代語訳
世の中の良いものの取り分を、多く取ろうとしてはいけません。自分がここで受け止めて使えるのは、どれほどでしょうか。残りの取り分は、世の人が取っていくのに任せなさい。
解説
取り分についての考え方が示されます。多く取るなという禁止から入り、理由が続きます。自分が実際に受け止めて使える量など、たかが知れているからだ、と。道徳ではなく容量の問題として語られるのが特徴です。そして残りは世の人に任せる、と。譲るというより、もともと自分の器を超えた分だという見方で、執着の解き方が具体的です。
この章句が説くこと
分数容量消受譲執着
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