呻吟語 / 内篇・存心・久久にして自ら本來の面目を識り得ん
每日點檢,要見這念頭自德性上發出,自氣質上發出,自習識上發出,自物欲上發出。如此省察,久久自識得本來面目。初學最要知此。
新字:毎日点検,要見這念頭自徳性上発出,自気質上発出,自習識上発出,自物欲上発出。如此省察,久久自識得本来面目。初学最要知此。
書き下し
每日點檢して、這の念頭は德性の上より發し出づるか、氣質の上より發し出づるか、習識の上より發し出づるか、物欲の上より發し出づるかを見んことを要す。此くのごとく省察すれば、久久にして自ら本來の面目を識り得ん。初學最も此れを知るを要す。
現代語訳
毎日点検して、この思いは徳性から出たのか、気質から出たのか、身についた知識から出たのか、物への欲から出たのかを、見きわめることが必要です。このように省みて調べれば、長い年月のうちに自然と本来の面目を知るようになります。学び始めの者は、最もこれを知っておく必要があります。
解説
思いの出どころを四つに分ける点検法が示されます。徳性、気質、身についた知識、物欲。同じ思いでも、どこから出たかで意味が変わるという考え方です。良い悪いの判定ではなく出所の特定であるところが実際的で、毎日続ければ自分の本来の姿が見えてくると言われます。学び始めの者にこそ要る、と添えられているのも親切です。
この章句が説くこと
点検出所徳性気質物欲
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