呻吟語 / 内篇・存心・七尺を理會せんと欲せば、先づ方寸を理會せよ
欲理會七尺,先理會方寸;欲理會六合,先理會一腔。
新字:欲理会七尺,先理会方寸;欲理会六合,先理会一腔。
書き下し
七尺を理會せんと欲せば、先づ方寸を理會せよ。六合を理會せんと欲せば、先づ一腔を理會せよ。
現代語訳
七尺の体を扱おうとするなら、まず一寸四方の心を扱いなさい。天地四方を扱おうとするなら、まず自分の胸の内を扱いなさい。
解説
扱う範囲の順序が、二段で示されます。体を扱う前に心を、世界を扱う前に胸の内を。どちらも大きいものから小さいものへ戻る形で、着手点が同じ一点に集まります。方寸も一腔も心を指す言葉で、結局この二句は同じことを大きさを変えて言っているわけです。二十四字で、修身と治国の順序を言い切った一段になっています。大きな志を語る前に、手をつける場所を指し示す一句です。
この章句が説くこと
方寸一腔順序着手修身
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