師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・存心・恕心養ひて極處に到れば

恕心養到極處,只看得世間人都無罪過。

新字:恕心養到極処,只看得世間人都無罪過。

書き下し

恕心養ひて極處に到れば、只だ世間の人都て罪過無きを看得るのみ。

現代語訳

思いやりの心を養って極みに至れば、ただ世の中の人にはみな罪も過ちも無い、と見えるようになるだけです。

解説

恕を極めたときに見える風景が、一行で示されます。世の人にはみな罪も過ちも無いと見える、と。許すのではなく、そもそも咎めるべきものが見えなくなるという状態です。責める心が消えれば、責める対象も消える。前に置かれた、洗い清めれば天地に一つの塵も見えない、という一段と同じ形で、外の世界が自分の状態の写しになっています。

この章句が説くこと

極致無罪視界寛容

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる