古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

呻吟語 / 内篇・存心・般般足り、樣樣有り

定靜中境界,與六合一般大,裡面空空寂寂,無一個事物;才問他索時,般般足,樣樣有。

新字:定静中境界,与六合一般大,裡面空空寂寂,無一個事物;才問他索時,般般足,様様有。

書き下し

定靜中の境界は、六合と一般に大なり。裡面は空空寂寂として、一個の事物無し。才かに他に問ひ索むる時、般般足り、樣樣有り。

現代語訳

定まって静かな中の境地は、天地四方と同じくらい大きい。内側は空々として寂かで、一つの物もありません。しかしちょっと求めてみれば、何もかも足りていて、どれもこれも揃っています。

解説

静かな心の内側が、二通りに描かれます。何もないのに、求めれば何でもある。矛盾に見えますが、空だから何でも入るという構造です。前に出てきた、心は虚を貴ぶ、という一段の続きになります。空にすることは失うことではなく、必要なときに必要なものが出てくる状態を作ることだ、と。備えを物ではなく空白として捉える見方です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

定静空寂余白充足境地

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る